シャシリフレッシュ特別商談会「番外編」 ~ドライブシャフトのオーバーホール~

今日は、シャシリフレッシュで標準作業となる「ドライブシャフトのオーバーホール」について、

ちょっとした施工を紹介します。

大森ファクトリーでは、「グループAやGT選手権」時代から第二世代GT-Rで戦ってきたNISMOのノウハウを、何処のお店でも出来る作業の中にもフィードバックしています。

<分解後の構成部品>

作業としては、分解と念入りな洗浄!で、全ての古いグリスを除去する事から始めます。

分解されたジョイント部のアウター側には、ボールが6個入っており、摩耗度合、熱の入り具合、

傷の有無等の各部点検を実施。

ここで、【一部の部位に特別な加工を施します】

具体的な加工内容はお教え出来ないのですが、過度に熱が入った際に、ジョイントの動きを最適化しつつ、金属破損を起こさないようにする目的の加工となります。

その後、簡易塗装したアウター側とインナー側のハウジングを組み付けます。もちろん、完全除去され、代わりに注入された新しいグリスがベアリング機能を損なわないように、金属面にムラなく潤滑/塗布されるよう、丁寧に動きを確認しながら!馴染ませながら!作業を終了させます。

ちなみに、ドライブシャフトのブーツは、劣化が激しい部位で、交換頻度が高い部品ですよね。興味がある方は ↓ の動画を観て貰えると、足回りの動きから理由が解りますよ。

https://ofblog.nismo.co.jp/2017/05/26/cbag/

一見、単純な作業であっても、丁寧な施工の積み上げと、過去から脈々と受け継がれたノウハウが、シャシリフレッシュには詰まっています。

皆さんが、長く!大事に!スカイラインGT-Rに乗り続けて貰えるよう、見えない箇所だからこそ、これからも拘っていきますね。