皆様、ご無沙汰しております。内田です。
さて、先日、NISMO開発グループのテストに同行し、FSWに行ってまいりました。
現在、大森ファクトリー限定で取り扱っている「OHLINS車高調大森Fスペック」を、全国の皆さまがお買い求め易くなるように色々と準備を進めているのですが、当時のタイヤに比べると、最近はさらにハイグリップなタイヤが増えているので、最新のハイグリップタイヤとのマッチング確認や、必要に応じたセットアップのアップデートが今回の目的です。
テスト車両は、我らが森田先輩がNISMOフェスティバルに向けて急ピッチで製作した渾身のZ33。
ドライバーは同じみの影山正美選手。
足回りの仕様をドライバー評価に応じて、色々と変更しながらテストします。
なんとこの日は全てのS4-NS4走行枠で満員御礼、60台が走行。
まさかの2枠目はチケット争奪戦に敗北し走行できず。。。
こんなこともあるんですねー。
走行中はタイヤ内圧の調整やトルクチェック、各部の点検を迅速に行います。
走行会などで皆様が行っている内容ですね。基本は変わらず、重要なことです。
そして減衰力調整なども当然行うのですが、、、
Z33のリアは減衰ダイヤルが嫌ぁなところにあるんですよ。
さらに右側は、デフクーラーのコアがあるのと、ピットイン直後の車両は熱い!
腕が入らないのでトレーナーを脱いで、、、
少し手間取っていると「プップー!(クラクション)」。影山選手に煽られます!笑
ラップチャートの記載も正確に取ります。
チャートの記載は、ラップタイムだけではなく、
天候・気温・路面温度・肝となる車両仕様・ピットイン時に変更した項目・内圧値などなど、
なんでもデータとして記録します。
走行枠の間にスプリング変更やタイヤ交換、「とある部品」の有り無し比較の為の脱着など、
順調にテスト内容をこなします。
影山選手のコメントを元に、開発エンジニアが的確な仕様変更値を指示します。
そのテストデータを元に、NISMO製品がデリバリーされるんですね。
大森ファクトリースタッフが携わることによって、
こういったテストの経験の中から、お客様へのセットアップアドバイスの幅も広がってくると思っています。
NISMO製品はこういったテストを繰り返し、影山選手をはじめ、プロのドライバーが携わりながら、的確なコメントをいただき製品になっていくので、安心してNISMO製品を選択していただけると思います!
Z33&Z34用のOHLINS車高調NISMO仕様も、来年には正式発売可能だと思うので、もう少々お待ちくださいね。