【RB26DETTエンジン特別商談会・番外編】エンジンブロックの基礎知識。

今回のRB26DETTエンジン特別商談会の特典として、「N1エンジンブロック(A1000-24U00)」を特別なプライスで提供させて貰う事を予定しています。このタイミングは見逃さない方が...

さて、「エンジンブロック交換って必要なの?」と思われている方に、少し説明させて頂きます。シリンダーブロックはオイルと冷却水を循環して冷やしています。その中で黄色い矢印の部分が冷却水の通路です。

鉄製のRB26DETTエンジンはアルミ製ブロックと違い、冷却水管理を怠ったり、相当の年数が経つと、経路に錆びが発生してしまいます。

その錆の影響で、冷却水通路と外壁との厚みが不均等となり、そこが弱くなってくる事があり、結果、ノーマルセットアップであれ、ブーストアップなどのチューニングを施工したエンジンでは特に、錆などで弱くなった部分にクラックが入り、水漏れ現象が出て、オーバーヒートなどで他の部品も含め、様々な部品の交換を発生させる事にもなります。

※次の写真は、大森Fで大事に保管された貴重なSTDブロック(11000-05U00)のウォータージャケット部のクラック発生の酷い事例です。

ちなみに、強度を増したN1エンジンブロックは、冷却水通路外壁の厚みを出来るだけ均等にしている為、錆が出てもクラックが入り難くなっています。知っていましたか?

もちろん、ノーマル仕様で11000-05U00部番のブロックを継続したO/Hも行っていますが、S2以上ではMUSTで交換する部品ですので、覚えておいてくださいね。ただ、何年か前から約46万円と高額になったブロックだけに、交換する事を承諾するのは辛いですよね...正直...

是非、今回商談会に参加されない方も、必要な基礎知識として覚えておいて下さい。