こんにちは!
今回、ターボ本体を交換した結果を報告しますね。
前回の点検結果のブログは、こちら!
<ターボチャージャー交換後の、データロガーの電圧波形の結果>
上下2本で表されたフロントとリヤのエアフロメーター電圧の波形が、
ほぼシンクロしているのが分かりますよね。
それぞれのエアフロメーターが吸入空気を正常に感知している事を表しています。
*実際には、正常でも回転差からの微電圧差はあります。
もちろん、最終のチェック走行でも、失速する感も全く無く、
一応、念のために行ったコンサルトのエアフロ電圧値をチェックしても正常値を確認出来ました。
「良かった!」治ってと言うより、破損する前に交換が出来てです。
エンジン内に破片が入ったら、オーナーの方は相当の出費をする事になったはずです。
さて、破損までいかないターボの不具合という事もあり、
僕も外したターボチャージャーのシャフトを回し、触感/フィーリングを見てみました。
確かにリヤ側の方が重く感じ、途中で引っかかるのが分かりました。
ちなみに聴感の違和感は本当に微妙で、何とも言えない感じでした。
また、メカニックよりターボのローターシャフトのガタを計測した結果が報告されましたが、
基準値よりも多少大きい数値でした。
<基準値>
軸方向(スラスト) : 0.123mm ~ 0.203mm
径方向(ラジアス): 0.085mm ~ 0.106mm
さて、原因はなんでしょうか?
お客様に普段の使用/走行領域をヒアリングしてみたところ、
街乗りが殆どで、あまり高回転域までアクセルを踏み込まない乗り方とのことでした。
油脂や冷却水の交換管理はしっかりしている方でも、
高回転域までエンジンを使ってあげる事も重要で、オイルや冷却水を回してあげるって事ですかね。
例えば、ローターシャフトの軸受けにオイルのカスが溜りやすくなり、
それが軸ベアリングの抵抗を徐々に増やして行った可能性もあるからです。
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