【Chassis December report】シャシ or サスリフレッシュ/REF系作業、稀有なダンパーテスターの活用

皆さん、こんにちは。

ここまで行う事は少ない? ほとんど無いのですが、シャシー系作業で 「ダンパーテスター」 を使う事もあります。

「ダンパーテスター?」って感じですよね。

このテスターは、ショックアブソーバーの減衰力特性を測定し数値・グラフ化出来る機器で、レースなどでショックのセットアップに使う事が多いです。

比較的構造は簡単で、上下で固定したショックアブソーバーを台上で動かし、その際の動きを測定する写真のような機器。

 

じゃ、大森ファクトリーではどう使っているかというと、ユーザーの車両に装着する前の新品ダンパー(O/H後・使用過程も可)をテスターにかけ、数値・グラフを保存しておき、使用過程で再度測定し減衰特性の変化並びに劣化具合等を把握し、O/Hの有無を確定する為に使います。

だいぶ、マニアックというか、そこまでするっ?て感じですよね。

ちなみに、見ても意味が不明だと思いますがグラフの一例はこちら。

 

皆さんはショックアブソーバーの交換であったり、O/Hのタイミングはどうしていますか?

このようにテスターにかける事はしなくても良いですが、性能が劣化しすぎた場合、路面凹凸で発生する力を吸収せず、BODYに負担をかけてしまいます。

前にも紹介したかもしれませんが、車はBODYがキモです。 BODYは簡単にO/H出来ないので!

是非、この事は忘れず、タイミングよくショックアブソーバーの交換やO/Hをしましょうね。

 

ちなみに、車両診断やシャシー系REFのコンディション判断では必要な事ですので、テスターほどの精度はありませんが、スタッフは経験で試走すれば大体は分かります。だからめったに使わないんですけどね。

今回は、裏付け/経験からくるアドバイスを行っている事の事例紹介でした。

では。