RB26エンジンオーバーホール、分解した結果・・・

皆さんこんにちは、店長の鷹巣です。

先週のブログで紹介したRB26エンジン、分解が終わりましたよ。

オーナー様もすっごく大切に乗られていて、今後も長く所有したいと言う希望で作業をお受けした訳なんですが、いざ分解してみると経年劣化による不具合が何カ所か見つかりました ( ;∀;)

 

まずはエンジンブロック、中が真っ黒でした・・・

定期的なオイル交換は実施している方ですけど、年数が経つとこのような状態になるんですね・・・

次にシリンダーヘッド、同じく真っ黒でした ( ;∀;)

続いてオイルパン。

こちらは、ピストン本体、コンロッド、バルブ、メタルです。

だいぶカーボンが付着している感じですね。

補器類や付属部品もこんな感じで外れています。

まず最初に気が付いたのがタイミングベルト。

見た目だけでは分からないのですが長鶴が指差ししている部分、神原が行っているように曲げないと気付かない症状です。

ひび割れが凄い・・・

今回は標準交換部品になっているので、ニスモ製の強化品に交換します。

エンジンブロックとシリンダーヘッドの洗浄が終わったので、それぞれ点検です。

まずはブロックからなんですけどね、

ブロック上面の「デッキ面」と呼ばれる、ヘッドガスケットを取り付ける面を見ると、

黒い跡が付いているの分かりますか??

実際に触ってみると、錆で浸食されて凹んでいました・・・( ̄▽ ̄;)

続いてシリンダー内を見ると、ご覧の通り錆が多く発生していました・・・

洗浄時に行うレベルのホーニングで取り除ける錆ではありませんでした(´;ω;`)

こちらは大まかな洗浄が終わったシリンダーヘッド、オプションメニューで「ポートの段付き修正」を行う予定でしたが・・・

継続使用が可能かどうか点検をした結果、

エンジンブロックと同じく数カ所に傷と腐食による凹みが確認されました・・・

とりあえず、ある程度の状態を把握した訳なんですが、「今後長く楽しむ土台を作る」と考えると、このタイミングで部品の交換を行った方が安心だと思います。

なので、オーナー様に早速報告せねばいけません・・・

最近も他のお客様に言われたんですけどね、「車両を大森ファクトリーに預けた後に鷹巣さんから着信が入ると、毎回ドキッ!っとするんですよね」との事でした (;^_^A

また進捗を紹介したいと思います。

以上、鷹巣でした。