2台のBNR34【Z-TUNEとCRS-SPEC】、綺麗に仕上がりました!

大森ファクトリーから、全てのオーバーホールを完了した2台のSKYLINE R34GT-Rが納車されましたよ。

Z-TUNEとCRS-SPEC!

細かな施工は違うのですが、共に、BODY塗装、エンジン&シャシーのオーバーホールを施しました。

もちろん、大森ファクトリー独特のオーラも載せておきました。(嘘のようですが解るんですよ、何故か!)

そこで、34オーナーの皆さんに紹介しますね。

まず、このZ-TUNE(写真の左側)、オーナーはオーストラリアの方。

相当の価格で購入され、オーストラリアに旅立つ前に施工する事になったのですが、搭載されたZ2エンジンが加工され、これをオリジナルに戻す事が最大のミッションでした。預かった期間も約2年...

カム加工とVカム装着、バルブS/Pとクランクも変わっており、特にネックとなったのは新品入手が出来ないIHI製ターボへの加工。今回、偶然にも中古良品を探し当て、オーバーホールを施した物へ変える事で解決したのですが、これに時間が...

当初は、前のオーナーの好み?狙い?に後チューニングされたエンジンだったので、どうしようかとスタッフも悩んだのですが、トルクの出方/出力特性が微妙で速くなく...

エンジン以外の施工でも、ブッシュ類の交換を目的にされたシャシリフレッシュも含め、ショックやキャリパーのO/Hと再塗装、 ステー&BRKT類の再メッキやパウダーコート塗装など、とにかく綺麗な仕上がりに拘りました。

BODY塗装では、オリジナルのシルバー色を維持するか悩まれたようですが、新しくオーナーになる思いから、ミッドナイトパープルⅢへ塗り替え。

ちなみに塗装領域は、ガラス脱着での外装、エンジン&トランクルーム、下回りと、塗らなかったのは車内だけの仕様としました。

400Rもそうなのですが、Z-TUNEもリリースされてから相当の年数がたっている事で、古いなーという印象を受ける事があるのですが、やはり、手を加えた車両は本当に新たな雰囲気を出し始めますね!良い仕上がりだと思いますよ。

次は、CRS-SPEC(写真の右側)の方ですが、こちらは日本に長く住まわれているイタリアの方。近年の傾向ですね。GT-Rのグローバルな人気。つくづく感じます。

今回、オーナーの思いからNISMO/OmoriFactryのデモカーと同じになるように施工。

もちろん、エンジンへの吸入効率を高めるカーボン製インレットパイプ、I/Cパイピング、エアークリーナーBOXも装着しています。

エンジンは、様々なチョイスも出来たのですが、同じに拘りR2エンジンとしました。最近の主流?人気のR2改2.7Lや、海外の方だとFSR2.8Lもあったのですが。

ちなみに、CRSと同じ色ダークメタルグレーに塗った塗装領域は、下回りと車内以外の全てと、塗装にも様々な部位の塗り分けを選ぶ事も予算にとっては重要な事ですね。写真の撮り方が悪く、色がとんで見えますが...実物は綺麗でしたよ!

外観の見た目/仕様は同じに見えるこの2台、オーナーの目的や思いも違いますが、R34GT-Rを綺麗に維持していきたい思いは一緒でした。

もちろん、この【その時代の究極を目指した Z-TUNEと、常に進化を続ける CRS-SPEC】には相当の費用が掛かっていますので、全てのオーナーが同じ事は出来ないと思います。

大事なのは、自分自身が車を見て満足出来る事ですよね。新しいパーツの装着もそうですよね?BODY塗装もそうですよね?

自己満足だけかもしれない第二世代GT-Rとの付き合い。

だけど、カッコいい!いいんじゃないかな~

これからも、綺麗に維持メンテし、いつかはフルオーバーホールもして行きたいですね!